学生ビザ申請(日本・スペインでの申請)・滞在延長のルール変更
2025年5月20日以降、スペイン政府による移民規則の改正に伴い、学生ビザ制度にも重要な変更が適用され、スペイン留学の手続きが変わります。
たとえば、語学学校でのビザ延長は最大1回までに制限され、高等教育(大学・大学院・FP等)に進学することで、長期滞在がより現実的になります。さらに語学学校経由の学生ビザ申請はスペイン国外からのみに限定されるなど、準備段階から注意が必要です。
本記事の情報は、ビザ申請に詳しくサポートの手厚い語学学校のもと作成されました。
当サイトではなるべく新しい情報のアップデートにつとめますが、本記事と実際の手続きに相違が出る可能性もあります。何卒ご了承下さい。
基本ルール
- 大学・大学院・専門学校(FP)に通う場合:学生ビザの期間は、学業期間全体に対応(大学の場合は4年)。ただし毎年、学習継続を証明する書類(授業料支払い証明など)が必要です。
- 語学学校での申請:ビザ延長は1回のみ(最大2年)。長期滞在を希望する場合は、その後に大学・専門学校へ進学する必要があります。
語学学校でのビザ申請
- 語学学校でスペインの長期学生ビザを取得できるのは18歳以上。
- 観光ビザで入国後に学生ビザへの切り替えは不可(※語学学校)。スペイン国外からの申請のみ。
- 大学進学準備コースでのビザ申請には、セルバンテス協会認定の語学学校が提供するコース(スペイン人向けのアカデミーは不可)。
語学学校に2年以上通いたい場合は、2年後に一度日本に帰国し再度ビザ申請が必要。
帰国せずにスペインで3年目以降も滞在したい場合は、語学学校1年→専門学校/大学/大学院進学コースなどを1年受講→専門学校/大学/大学院進学に進学がお勧めです。詳しくはお問い合せ下さい。
スペイン入国後のビザの申請・延長
- スペイン入国後にビザ取得が可能なのは、大学・専門学校に通う人のみ。ただし申請期限は入国後30日以内(以前は60日以内)。
- 滞在許可の延長(Tarjeta de Estudiante)申請は、有効期限の2か月前から可能に。
- 延長にはDELEやSIELEなどでスペイン語能力の証明が求められる予定(レベルは現在のところ不明)。
卒業後・労働に関する情報
- 大学・大学院卒業後:スペインでの就職活動のため、1年のビザが出ます。
- 専門学校卒業後:就職活動の猶予はないが、スペインやヨーロッパで使える資格が得られます。
- 長期学生ビザを持つ人は、週30時間まで労働可能(学業と両立できる範囲で)。就労はビザを取得した自治州内に限られます。
今回のビザ申請・滞在のルールの変更は、これらの情報に詳しい語学学校数校に協力し作成した記事です。数か月はビザ申請や延長手続き(Tarjeta de Estudiante延長)で混乱することがあるかもしれません。
当サイトでは、新ルールに詳しい語学学校と提携しており、なるべくサポートの良い学校での留学をお勧め致します。これらの語学学校に興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい。