マドリードの基本情報
スペインの首都マドリード(Madrid)。人口は約325万人、近郊を含む都市圏人口は541万人のスペインで一番大きな都市であり、ヨーロッパでも5番目の規模の都市となります。
スペインの政治、経済、商業の中心地であるだけでなく、世界的に有名な観光施設や美術館・博物館が多くあり、コンサート・オペラ・アート・フラメンコなど文化的にも大変恵まれた都市です。
2016年10月からはイベリア航空がマドリード-東京(成田)の直行便の就航を開始し、乗り換え時間などを大幅に短縮できるようになりました。
また、マドリードはスペインのほぼ中心に位置しているので、AVE(スペインの新幹線)のみならず、各種特急・急行・鈍行列車やバスでのスペイン主要都市へのアクセスも良好です。留学中にスペイン各地を旅行したい方にも最適の留学先です。
日系企業なども多く、日本人在住者も多いので比較的簡単に日本の食材が購入可能で、美味しい和食レストランも多数あり日本人には便利で暮らしやすい都市と言えます。










マドリードの気候
マドリードは、スペインの中心部に位置し標高は600メートルを超える高地にあります。湿度は日本と比べると驚くほど低く、夏は日差しが強く日中は気温がかなり上がりますが、低い湿度のおかげで木陰などは過ごしやすいです。日が落ちると気温もぐっと下がり、熱帯夜になることはほぼありません。
冬は乾燥し気温も下がるのでヒートテック、ダウンジャケットやコート、手袋、帽子などが必須です。ほぼ積もることはありませんが雪も降ります。
マドリードへのアクセス
東京(成田国際空港)-マドリード(アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港)を結ぶイベリア航空の直行便が就航、所要時間は約15時間です。その他にも日本からは、ヨーロッパやアジアの様々な都市で1回の乗継でアクセス可能です。
マドリードとスペイン各地のアクセスもよく、スペインの主要都市にスペインの新幹線(AVE)が走り、長距離バスも便利。
市内の交通は地下鉄・近郊線・バスがあり、特に地下鉄が非常に発展しています。マドリードのような大きな都市では移動に地下鉄やバスの利用が増えるので、回数券を購入するのがベスト。バラハス空港への地下鉄の乗り入れもあります。
マドリードの観光施設や見どころ
世界的に有名な美術館が多数あり、スペイン国内外から多数の観光客が訪れる町です。
スペインサッカー1部リーグの強豪レアル・マドリードやアトレティコ・デ・マドリードの本拠地でもあり、郊外には日本代表の柴崎岳選手が所属するヘタフェ(Getafe)があります。
マドリードらしいはしごバルに挑戦するのであれば、プラサ・デル・アンヘル(Plaza del Angel)からプラサ・デ・サンタ・アナ(Plaza de Santa Ana)周辺がお勧めです。マヨール広場近くにある創業1725年「El Botín」(Sobrino de Botín)は、現存する世界最古のレストランと言われ、スペイン中央部やマドリードの伝統的な料理を楽しむことが出来ます。
ショッピングが好きならば、グラン・ビア(Gran Vía)周辺、高級ブティックやブランド店はセラーノ通り(Calle de Serrano)にあります。毎週日曜日と祝日に午前9時~15時には、マドリードの中心部で「ラストロ」(Rastro)と呼ばれる400年の歴史があるスペイン最大規模の蚤の市も開催されます。
また、マドリードから公共の交通機関を利用し2時間前後で、トレド、アビラ、セゴビア、チンチョン、サラマンカ、アランフェス、エル・エスコリアル、アルカラ・デ・エナーレスなどの村や町を気軽に訪問出来るのも魅力です。
観光施設
- プエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol):スペイン国道の起点0km(道路元標)や大晦日に行われる新年のカウントダウンで有名。
- マヨール広場(Plaza Mayor):プエルタ・デル・ソルからも近い、歴史ある広場。クリスマスマーケット、毎週日曜日の古銭や古切手の市が立つ。
- マドリード王宮&オリエンテ広場(Palacio Real de Madrid, Plaza Oriente):現在も国の行事で使用され、式典などがない時には見学も可能。
- プラド美術館(Museo Nacional del Prado):スペインを代表する美術館。ゴヤ、ベラスケス、エル・グレコ、ムリーリョ、レンブラント、ブリューゲル、ヒエロニムス・ボスなどの絵画が所蔵され、マドリード観光の目玉の1つ。
- ティッセン・ボルネミッサ美術館(Museo de Arte Thyssen-Bornemisza):ティッセン=ボルネミッサ男爵のコレクションを収蔵。
- ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía):ピカソの「ゲルニカ」が展示されていることで有名。世界最大規模の近現代美術館。
- ラス・ベンタス闘牛場(Las Ventas):闘牛場。
- カサ・デ・カンポ(Casa de Campo):マドリード市内最大級の公園。
- レティーロ公園(Parque del Retiro):マドリード市民の憩いの場。
- サン・イシドロ教会(Real Colegiata de San Isidro y Nuestra Señora del Buen Consejo)
- 国立考古学博物館(Museo Arqueológico Nacional)
- シベレス広場(Plaza de Cibeles):アルカラ通り、レコレトス通り、プラド通りが交差するマドリード中心部の広場。
- アルムデナ大聖堂(Santa María la Real de La Almudena):マドリードのカテドラル(大聖堂)。
- サン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel):市場とフードコートが一体となった新しいタイプの市場。