ビルバオ基本情報
ビルバオ(Bilbao)はスペイン北部最大の都市で、バスク州ビスカヤ県の県都。
ビルバオ市の人口は35万人程度ですが、ビルバオ都市圏としては100万人の人口を抱え、スペイン第5位の都市化地域です。
工業や産業が昔から盛んで、工業地域としてはバルセロナに次ぐ第2位。現在はサービス業や金融業が発達し市内の再開発計画が進行、公共交通機関などにも多くの投資がされている豊かな都市です。
観光地としては数年前までは若干マイナーでしたが、スペイン料理ブームで美食の町として世界各国から注目されています。日本でも有名なピンチョス以外にも、ミシュラン星付きレストランも多く、食べることが好きな方やシェフのスペイン料理留学やワーキングホリデー先としてもおススメです。
サッカー1部リーグの名門クラブ「アスレチック・クラブ」のホームで、スペインのサッカーを感じるには最適の都市です。
日本からのアクセスも、ヨーロッパ各都市から乗継便があるので意外と良好。市内にはグッゲンハイム美術館や有名建築家による建造物が美しい街並みに溶け込んでいて、非常にヨーロッパ的。フラメンコや情熱のスペインとは一味違ったスペインを感じたい人向けの都市です。
ビルバオの気候
スペイン北部と聞くと、とても寒そうですが意外と気温は下がりません。
4月~9月は非常に過ごしやすく、旅行や滞在のベストシーズンと言えます。夏も平均最高気温が25度~26度なのでクーラーがない家がほとんどです。
10月を過ぎ秋が深まる頃から冬にかけては降水量が増えます。ただ日本の梅雨のような1日中土砂降りではなく、にわか雨や通り雨、そして曇りの日が多くなります。
スペイン北部は雨ばかり…と言うイメージですが、実は東京の年間降水量は1529mm、ビルバオは1195mmです。ただしお天気が変りやすいのは事実なので、歩きやすい防水の靴やブーツ、防水や撥水のジャケットがあると便利です。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
最高気温 | 13.2 | 14.5 | 15.9 | 16.8 | 20.1 | 22.6 | 25.2 | 25.5 | 24.4 | 20.8 | 16.4 | 14.0 |
最低気温 | 4.7 | 5.1 | 5.7 | 7.1 | 10.1 | 12.6 | 14.8 | 15.2 | 13.2 | 10.8 | 7.6 | 6.0 |
平均気温 | 9.0 | 9.8 | 10.8 | 11.9 | 15.1 | 17.6 | 20.2 | 20.3 | 18.8 | 15.8 | 12.0 | 10.0 |
ビルバオへのアクセス
日本からビルバオへの直行便はありません。
日本からは、ルフトハンザ、ターキッシュエアラインズ、ANA、JAL、ブリティッシュエアウェイズ、スイスインターナショナル、エールフランス、イベリア、KLM、アエロフロートがビルバオへ就航していて意外とアクセスは良好です。
地理的にフランスがとても近いので、フランスへの旅行も楽しめます。
ビルバオ市内は、スペインの中でも公共の交通機関が整備されていることで知られ、バス・地下鉄・トラムでの移動が可能です。
ビルバオの観光施設や見どころ
グッゲンハイム美術館、著名建築家の建造物、古い建物が残る旧市街、美しく整備された市街、など見どころがたくさん。
スペインリーグの名門クラブ、Athletic Club(アスレチック・ビルバオ)の本拠地としても有名で、地元民のクラブに対する忠誠心は他の都市には見られないほど熱く、サッカーファンであれば一度はホームスタジアムのSan Mamés(サン・マメス)でサッカー観戦をしたいところ。
また「食はバスクにあり」と言われるぐらいグルメなバスク地方最大の都市であり、食べることが好きな方やシェフにお勧めの町です。日本でも有名なピンチョスが食べられるバルも無数にあります。
観光施設
- ビルバオ・グッゲンハイム美術館(Museo Guggenheim Bilbao):アメリカのソロモン・R・グッゲンハイム財団が設立した美術館の1つ。ビルバオ観光最大の目玉。
- エスタディオ・サン・マメス(Estadio San Mamés):アスレチック・クルブ(Athletic Club)の本拠地。
- リベラ市場(Mercado de la Ribera):ネルビオン川に隣接するビルバオ市民の胃袋。ピンチョスなどが食べられるバルもある。
- カテドラル(Catedral):旧市街にあるカテドラル(大聖堂)で、ビルバオで一番古い教会。
- サン・アントン教会(Iglesia de San Antón):1510年竣工のゴシック様式教会。
- アズクナ・セントロア(Azkuna Zentroa):1909年にリカルド・バスティダが設計したワイン倉庫。現在は多目的ショッピングセンター。
- スビスリ橋(Zubizuri):ネルビオン川にかかる、サンティアゴ・カラトラバがデザインした歩行者専用の橋。バスク語で白い橋を意味する。
- サン・アントン橋(Puente de San Antón):ネルビオン川最古の橋で、サン・アントン教会のすぐそばにある。何度か洪水で浸水や市民戦争の被害にあったため、現在の橋は1937年に再建。
- イソザキ・アテア/磯崎ゲート(Puerta Isozaki):日本人建築家の磯崎新とスペイン人建築家のイニャキ・アウレコエチェアが設計したツインタワー。
- ゲチョのビスカヤ橋(Puente de Vizcaya, Getxo):ビルバオ郊外の町ゲチョにある吊り橋で、世界遺産。
- サン・フアン・デ・ガステルガチェ(San Juan de Gaztelugatxe):ビスケー湾にある島で、サン・フアン・デ・ガステルガチェ礼拝堂があり石段や海水によって浸食された絶景が見どころ。大人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影も行われた。
- ゲルニカ(Gernica):ピカソの絵画「ゲルニカ」で有名な町。
ビルバオの語学学校
Instituto Hemingway(インスティテュート・ヘミングウェイ)
バスク地方の中心地ビルバオにある語学学校。
創立20年以上の、ビルバオ唯一のセルバンテス協会認定校で、学生ビザの取得も可能。
アットホームな小規模校で、サポートも手厚く、学校の宿泊施設でEmpadronamiento(住所登録)も出来ます。
初心者コースも毎週開講されているので、留学のプランも立てやすい学校です。