スペイン留学中に仕事やアルバイトは出来る?

スペインの長期学生ビザならば仕事をする事は可能!

スペインでは、長期学生ビザ(6か月以上)を取得した人は、学生としての労働許可の手続きをした場合において仕事・アルバイトが可能です。ただし、学生としての勉学がおろそかにならないように、週20時間以内の労働という制限があります。

旅行者と同じ扱いで3か月未満滞在のビザなし短期留学、そして3か月~6か月の学生ビザを取得した方は合法なアルバイトは出来ません。

スペインで日本人向けの仕事は見つかるのか

仕事はあるけれど、誰もが仕事を出来る訳ではない、と言うのが現実です。実際にマドリードバルセロナバレンシアなどの都市では仕事をしている学生を目にします。

スペインはご存知の通り失業率が高いので、なぜわざわざアルバイト許可を申請してまで日本人を雇いたいのか、自分はどこが優れているのか、得意な事は何かをアピールできるかがカギです。

日本人だけの職場になる事も多いですが、もちろんスペイン語は出来るに越したことがありません! 

スペイン語の履歴書の書き方はこちらをご覧下さい。

日本人向け求人が多い仕事は何?

一番求人が多いのは、日本食レストランの仕事です。

仕事内容は、ホール(ウェイター・ウェイトレス)、調理補助、シェフ、すし職人が多く、スペインでアルバイトからスタートし、その後労働許可に切り替えた人もいます。

和食レストランではなくもう少しスペイン語が沢山使える職場がいい…と言う方は、地元のレストランやカフェにトライしてみるのもいいです。
お寿司が出来るならメニューに入れようと言われた方、スペイン料理レストランでスペイン料理を学びつつ、賄いでは和食を振る舞い料理人同士の交流があった方も。
サービス担当の場合は、スペイン語はB2以上で英語が出来ると重宝されます。

オフィスワークをしてみたい人もいると思いますが、求人はそれほど多くなく、相応のスペイン語力や英語力(どちらもB2以上)が求められます。

スペインで仕事の話をもらったら、余程ひどい条件でなければ取り敢えず働いてみる事をお勧めします。すぐに合わなくてやめてもよい経験になりますよ!

仕事の契約時に注意する事

学生ビザで仕事ができるのは事実ですが、合法的に仕事をするには雇い主が学生としての労働許可を申請してくれるかがポイントです。

初めからNegro(ネグロ)と呼ばれる契約書なしの仕事や、学生としての労働許可は時間がかかるので申請しない、と言うような雇い主や会社は注意!
後で監査が入った場合不法労働が発覚する可能性があります。(スペインの飲食店は意外と突撃監査あります!)
契約書がない=社会保険料や税金を払っていないという事なので、仕事場でケガをした場合や失業した場合は補償はありません。そして何より不法です!

契約書もしっかり読みましょう。スペイン語で書かれているので難しいとは思いますが、仕事の条件は契約書ベースです。内容をしっかり理解しているか、あるいは労働者に不利な内容になっていないか心配な場合は、すぐにサインをせずにスペイン人の友人などにチェックしてもらいましょう。

また仕事を辞める際、スペインでは2週間以上前の通達となります。後から言った、言わないとならないようにメールが最適ですが、メールアドレスが分からない場合はWhatsappのメッセージなどでしっかり記録しておきましょう。

ワーキングホリデービザvs学生ビザ

2017年からスペインと日本のワーキングホリデーがスタート。

そのため、学生ビザの方を雇い労働許可を申請するよりも、すぐに働けるワーキングホリデービザの人を選ぶ傾向にあります。

ただし、学生ビザの強みもあります。それは、学生ビザは延長が可能なので1年以上仕事ができる可能性がある事!
ワーキングホリデーは基本1年で延長不可(学生ビザへの書き換えは可能➡現在はワーキングホリデービザから学生ビザの書き換え可)なので、1年以上滞在するので長く働けることをアピールすることが大事です。

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