スペイン新国王フェリペ6世が即位

フアン・カルロス1世が退位し、新国王が即位

議事堂で本日戴冠式 2014年6月19日、スペインの新国王として、フェリペ6世が即位しました。

スペインはワールドカップで初戦から2敗し、前回チャンピオンながらも早々とワールドカップから撤退が決まりました。でも、翌日がたまたまフェリペ6世の戴冠式だったので、敗戦は殆どニュースになっていません。

前国王のフアン・カルロス1世は、フランコ独裁政権から民主主義に移行した際の立役者として評価されていましたが、最近は健康問題、愛人を同行してのアフリカでの象狩り、娘婿の汚職事件(娘で、前スペイン王女のクリスティーナも関与していると言われています。多分クロ。)などでスペイン国民の間で、スペイン王室の人気はガタ落ちでした。

その中で、唯一、スペイン女王ソフィア(フアン・カルロスの妻で、フェリペ6世の母)と、皇太子フェリペの人気と評価は高く、譲位に踏み切ったのではないかと思います。

スペインでは、国王退位、自動的に皇太子が即位とはならず、退位にも、譲位にも議会での承認が必要です。そして君主制はナンセンスだ、お金の無駄だと言う国民もあり、共和制(つまり王室廃止)へ移行するための国民投票を、と言う声もかなり聞こえました。ただこれは、君主制に賛成の人は殆ど発言をしなかったので、私には、何%のスペイン国民が共和制に賛成していたのかは疑問です。

なお、世情を反映してか、各国の君主を招待して華やかな戴冠式ではなく、比較的地味な戴冠式だったようです。

ヨーロッパで一番若い君主フェリペ6世

何かと批判にさらされるスペイン王室の舵取りをしていく、新国王フェリペ6世は、1968年生まれの46歳。2014年6月現在ヨーロッパの君主で一番若いそうです。

妻のレティシアは、1972年生まれで元ジャーナリスト、バリバリのキャリア・ウーマンでした。フェリペ6世は婚前は色々な女性と付き合って来ましたが、離婚歴があり、平民出身(スペインにはまだ貴族がいます)のレティシアと結婚するにあたり反対意見も多かったようです。ただ、彼女と結婚できないならば、将来スペイン国王にはならない、と断言し、結婚に踏み切ったようです。

彼らには2人の女の子がいて、スペインではPrincesa(プリンセス)ではなくInfanta(インファンタ、スペイン王女の呼び名)と呼ばれます。そして長女のレオノールが現在、第一王位継承者になっています。このまま君主制が続くならば…。

フェリペ6世には姉が2人いますが、彼女たちは第一位王位継承者、第二位王位継承者ではありませんでした。時代は変わりましたね。

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